1.リハビリが必要と感じるまで

  以前、私は95歳の方のお宅へ週一回、訪問マッサージで伺ってました。

 その方は足腰が悪く、とても痛がりで動く度に「痛たっ!!」と言う口癖のある方でした。

 高齢、痛みと重なり徐々に弱っていき、気力も失せていくのを感じられました。このままでは不味いと思うも時が流れていきました。

 

 そんな時、お宅へ週2回訪問リハビリを呼ぶようになりました。しばらくすると、変化が出てきました。まるで、しおれかけた植物が水を吸収し、元気を取り戻すかの様に。

 

 マッサージや鍼灸では、硬くなったところを柔らかくするのは得意ですが、足りない筋肉をつけたり、正しい動きを覚えさせるのは苦手です。

 マッサージ(鍼灸)とリハビリを合わせることで、(運動面のみですが)人を全体的にみれるのではないかと思います。

 

 リハビリの効果を目の当たりにした私は、是非学びたいと感じるようになりました。

 

2.リハビリを学ぶ

 マッサージ師や鍼灸師から学ぶのも良いのですが、自己流になったり、知識・技能のレベルがはっきりしません。そこで、リハビリの専門家、理学療法士から学びたいと探していたところ、日本訪問リハビリテーション技能士協会の講座をみつけ受講することにしました。

 

 1年あまりの講習、認定試験を合格し晴れて、訪問リハビリテーション技能士となりました。

 もちろん、理学療法士のレベルには程遠いのですが、今後もレベルアップのため、研鑽を続けていきたいと思います。